物わかりのいい親でいいのか?
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
子供のやりたいようにやらせる。
そういう気持ちの保護者さんは世に多くいらっしゃいます。
それはそれで気持ちはわかります。
物わかりのいい親とは、どういうものか。
そこを考えれば子供の心情を慮るのも愛情の一つです。
その上で、その危うさをどれだけ心に留めておくのかです。
子供のやりたいようにさせて、子供が学力を伸ばす行動を優先することは稀です。
事前の仕込みとしてよほど意識を込めて接し方をしておかないといけません。
とりわけ娯楽の多い現代の子供たちにはそうです。
読書の習慣がないままゲームやタブレットやスマホを与えれば、どうなるでしょう。
人間は訓練されて価値観が醸成されていない限り、必ず易きに流れます。
目先にあるものだけに反応して、遠くにあるものは理解も想像もできないのが子供です。
子供に何を与えてどう接するかは、長期的に子供に大きな差を生みます。
親が目先の華やかさや容易さに負けてしまえば、子供の将来はそちらに流れます。
子供のやりたいように、と優先していていくのであれば、学習の結果を望んではいけません。
やりたいように学習してどんどん吸収・成長していくレアな子供でなければ、です。
子供の自主性のみに任せていては、学力は伸びません。
親が子供の学力について腹をくくって子供を導かねばなりません。
スポーツや習い事で子供が楽しそうにしているのは、美しい景色です。
そこに自己実現を見るのもあります。
しかし、現実にそれを職業とする未来があるかどうか。
大半の生徒たちには、ない未来です。
それがより現実として分かっているのは親子のどちらか。
親に決まっています。
ならば、子供に将来学力・学歴を望むことと天秤にかけなくてはいけません。