子供に目標をもたせる親
無目的に歩く散歩は楽しいものです。
足に任せ、風に任せた先に何かがあることもあります。
ないならないで、それは問題ありません。
しかし人生が全くの無目的というのもあまりいいことではないでしょう。
どこかに辿り着こうともがいて、それでも辿り着けないことがあるのが世の常です。
目的なく歩いていて、素晴らしいところへ至る可能性は低いものです。
子供たちの将来を考えても、目的地はあったほうがよいです。
ときにそれは志望校という形でも現れます。
ときにそれはロールモデルという形でも現れます。
いずれにせよ、「どういう自分を目指すのか」という目標は大事です。
子供自身が選ぶのも大事ですが、親が子育てとして我が子をどちらへ向かわせるかも考えましょう。
完全に子供に任せても、子供は長期的な視野を持てませんし社会の知識も理解も足りません。
近視眼的な選択に終われば少なくとも受験の合格は遠のきます。
ただ「我が子に高い学歴を」とだけ考えるのではありません。
我が子を観察し、我が子の適性を見極め、その上でどういう方向や距離に進んでもらうか。
そこを判断して声をかけていくのは大人の仕事です。
向いていないことを無理強いしたとて、結果は出にくくなります。
いずれにせよ、子供が目標を持てていない人生というのは少し味気ないものです。
いい目標を子供たちに与えてこそ、子供たちは伸びます。
そのためにも子供の観察と情報収集が親の大事な仕事なのです。
もちろん、情報収集は塾にもお手伝いできますのでね。