速さが合否を分ける
入学試験がなんのためにあるのかを、勘違いしてはいけません。
多くの入学試験は落とすためにあります。
受験生が定員より多く集まれば、合格と不合格が生まれます。
一人でも多く合格させたいというなら、それは受からせるための試験です。
しかし実際には合格させる人数は決まっています。
定員ですからね。
落とす人間を選ばねばなりません。
この場合の落とすためというのは差がつく問題であるという意味です。
得点を誰でも取れる問題にしては差がつきません。
合否が決定できないことになります。
だから入学試験の問題は様々な条件で差がつくように設計されています。
その一つが答案を作る速さです。
昨今の入学試験は情報量が多いです。
昨日もテストゼミで問題文が長いんじゃい!と文句をつけながら解説をしていました。
長い問題文を読み込まないと、正解できません。
出てくる数字を拾うだけでは正解できないのが現代の入試です。
入試直前になって速さを意識しても手遅れです。
1分1秒でも早い時期から速さを意識して学習・行動・生活していきましょう。
自分の好き勝手なペースとやらで合格できるほど、ガチの入試は甘くありません。
それは学校のテストの点数でもう分かっているはずです。
ライバルに速度負けしているようでは、志望校も合格率も下降するしかないのです。