感覚ではなく理屈で解く 勉強のことだけ学ぼうとするな
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
A「先生、この英文の和訳が分からないので教えて下さい」
「ほぉ、何が分からないの?」
A「単語の意味は調べました。でも、どういう日本語の訳しになるかが分からないです」
「そもそもその『訳し』って連用形の名詞化がむずむするんだが、まぁいい。じゃあ単語の意味が分かる時にどうやって日本語文にしてる?」
A「日本語を並べてきちんと意味が通るようにしてます」
「つまり感覚やね。そらあかん」
A「はい」
「僕は普段から問題を解く時には感覚で解くな、○○で解けと言ってるわな。何で解くか分かるか?」
A「えっ?分かりません」
「やろな。君は勉強の知識を覚えようとはするが、少しでもそこから話がずれたら途端に集中が切れる事がある。そこが君の良くないところよ。お、Bが帰るな」
B「さようなら」
「おい、問題を解く時には感覚で解くな、じゃあ何で解く?」
B「理屈ですか」
「正解。さようなら」
B「さようなら」
「な、あいつは勉強に直接使う知識だけじゃなくて、その手前の話も奥の話も聞いて覚えてるやろ」
A「はい」
「そういうとこを真似したら、君もまだまだ伸びるで。とにかく勉強は理屈を理解して、身につけることを忘れたらいかんよ。ほいじゃ、今からその理屈を説明するから耳を貸すべき」
という会話の後に、英文法解説を始めました。
知識だけで話がすむなら文法書だけでいいのです。
しかし、まだまだ人力で補うべき事柄はあるように思っています。
個別演習がただの自習とは違うとは、例えばこういうことなのです。