頭の回転をよくするための会話
頭がいいということについて折々考えます。
その一つは頭の回転が良いというイメージがあります。
頭の回転がいいというのは、考えが止まらないということです。
一つのものや言葉に触れた時に、いくつのことを考えられるか。
その考えたことについて、さらに2段目、3段目のことが考えられるか。
例えば三角形を見たとします。
そこからいくつのことを考えられるかです。
「直角三角形」「二等辺三角形」「正三角形」
「内角の和が180度」「面積=底辺×高さ×1/2」
「合同条件が3通り」「相似条件が3通り」
「外角問題」「円周角問題」「三角比」
いくらでも出てきます。
でも、思考停止する習慣がついている子供たちは自発的には何も考えません。
言われて初めて「ああ、そんなこともあったかも」ぐらいで終わります。
子供の頭の回転を良くするためには、小さい訓練が大事です。
小さなことから考える習慣、発話する習慣をつけさせます。
二択で終わる質問を少なくしましょう。
単語で終わる質問を少なくしましょう。
一つ答えを出してもらったらその先につながる話をしましょう。
もちろん親がその手本を示しましょう。
多少支離滅裂でも構いません。
根っこが伸びていくように思考が伸びていけば、それが子供の学力を支えるものとなります。
そういう支えを受けた思考が、県立相模原高校のような上位高校への進学を可能にします。