偏差値65を超えるまで絶対に口にしてはいけないこととは
物心ついたぐらいから、ずっと塾の生徒か先生として生きています。
山の中の田舎町に住んでいた頃から100万都市、そして相模原に住む今まで塾にどっぷりです。
そんな人生ですから、学習についての事例もたっぷり見て、相談もたくさん受けてきました。
結果、ごく当たり前のいくつかの結論に達しています。
そのうちの一つは「偏差値65を超える前に効率という言葉を口にするな」です。
偏差値65ぐらいといえば、相模原市近辺では県立相模原高校があたります。
県相の生徒であれば、多少は効率の良い学習ができている生徒もいます。
無駄な行動を省いてテンポよく学習しています。
しかし、それは効率良い学習ができる能力を経験値で作り上げた結果に過ぎません。
効率良い学習は、能力によって支えられているものです。
その能力は彼女ら・彼らが効率を度外視してコツコツ磨き上げたものです。
学力が発展途上の段階での効率志向は、ただの手抜きになることがほとんどです。
もし偏差値65やその上を目指すつもりがあるなら、効率を求めてはいけません。
下手くそが手放し運転をするようなものです。
途中式を丁寧に各練習をしていく中で、省ける行が見えてくるのと同じです。
まずは丁寧で高速な暗算と、丁寧な途中式から始めるのが筋です。