子供のほめどころ例 漢字テストほめ
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
人間はついつい自分の体験してきたことから物事を判断します。
ある特殊かもしれないことさえ「普通」だと思い込んでしまいます。
小さなことはご家庭におけるカレーの具材だってそうです。
僕も多くのことを「普通」だと思い込んでいますがその一つに、「ほとんどの子供はアホである」という考えがあります。
よほど重傷に陥っていない限り、アホな子供たちはほめればノります。
ノせてしまえば山を登っていくこともできますので、ほめてあげることは親が子供の学力にできる最大の支援の一つです。
ただ、のべつ幕なしにほめてはいけません。
タイミングが重要ですし、内容が重要です。
おすすめのタイミングは二つ、「漢字テストの結果ほめ」「勉強直前・直後の努力ほめ」です。
今日は前者についてお話します。
漢字テストは学校でマメに行われています。
ここでテストをほめてください。
「え?定期試験でほめるんじゃないの?」と思うかもしれません。
が、それでは回数が少ないのです。
結果をほめる回数も増やしていくためには、週1程度で行われる小さいテストが手っ取り早いです。
親も人間、正直なものですから重要なテストでのほめは力が入ります。
定期試験は(点数が良ければ)自動的にほめてしまうのですから、ほめようなどと意識しなくても大丈夫です。
が、もし定期試験の点数が低かったらほめるでしょうか。
ほめませんよね。
そうすると子供たちはほめられる数少ない機会にほめられません。
ほめられない子供たちはノりませんから、学習意欲も減退します。
「それは能力の減退だ。減退はいかん。食い止めるのだ!」
ということで漢字テストでほめてあげてください。
それが何点であってもほめちゃうのです。
その代わり、「○○なところがいいね」と具体的に指摘しましょう。
簡単ですよ。書けた漢字をほめてあげるだけですから。
そして、「次も期待してるからね」と伝えましょう。
何点とれ、と命令してはいけません。ここは我慢です。
勉強に自信のない子供たちはそういう命令に弱いです。
子供たちはこれで少しずつノります。
漢字テストのために必要な学習量は、定期試験に比べればずいぶんと少なくすみます。
子供たちがちょっとノったときに、ちょっと努力すればまたほめられるのです。
前より少しだけがんばる気持ちが芽生えます。
これをしつこく繰り返していけば、継続的に漢字をがんばるので、自然とうすい学習習慣が身につきますし、漢字学習を通して語彙力が上がりますから音読も苦になりません。
おまけに覚えた漢字が増えるほど、新しい漢字は覚えやすくなります。
漢字テストへの学習のための努力も少しずつ減らせます。
効率よく学力を上げる基礎力作りにぴったりです。