自学で数学が得意になるためのコツ
自学力は万学に通じる
学力を最大に継続して伸ばそうとする場合には、自学力を伸ばす必要があります。
自学で伸ばせるだけ伸ばして他力をうまく活用するのが、もっとも時間効率は上がります。
数学でもこれは同様です。
しかし、解いても解いても点数につながらないと悩む人もいます。
これは自学の際にただ漫然と解いたり丸をつけたりしていることが原因です。
解く手順を自覚することで数学が得意になる
数学の力を伸ばすためには「自分が何をしているのか」に敏感になることが大事です。
漫然と解いているうちは、見たことのある問題には対応できても少しずらすだけで手が止まります。
パターンを覚えていても、意味がわかっていないからです。
なぜその手順で解くのか、そう考えるのかを自覚すれば、初見の問題でも対応できるようになります。
解いている手順を実況中継する
ではどうすれば考え方を自覚できるでしょうか。
自分が何をやっているかについて、実況中継する気持ちで書くのは一つの方策です。
方程式の基本動作の一つに、両辺に同じ変化を加えるというものがあります。
方程式は等式ですから、式を変形しても等号を保つためには両辺に同じ加減乗除を行う必要があります。
ここを理解せずにただ手を動かしてパターン通りの動きをしてもダメです。
「まずは左辺の-5を消すために両辺に+5をします。両辺にしないと等式じゃなくなりますからねー」
「ここで符号を変えるために両辺にマイナスをかけます。全部符号が変わったか確認しないとミスします」
このように、手順の意図やミスしがちなポイントを言葉にしていきましょう。
自室で一人でやっているなら、声に出していきましょう。
これもまた言語化なのです。