意味を理解して覚える
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
理科や社会は暗記、という思い込みが一部の人間にはあります。
しかし実際に教えている立場でそう思っている人間は少数派だと思います。
いわゆる「一問一答」という形式で問題文と短答を組み合わせるレベルの暗記では、神奈川県の県立高校入試には十分には対応できません。
まして大学入試にはなおさらです。
例えば今日中学生がしてきた質問は「なぜ世界恐慌は起きたんですか」「なぜ張作霖爆殺事件は起きたんですか」というものでした。
問題では「世界恐慌」「張作霖爆殺事件」ということが答えになっているだけだったのでしょう。
それがどのようなもので何故起きたのかについて思いを巡らすことはとても重要です。
私達が歴史の教科書で学ぶような重大な出来事にはそのいくつかの原因・理由があり、それによって起きるいくつかの影響・結果があります。
それらを通して私達が学ぶことや考えることがあるはずです。
そういう姿勢で教科書やワークに取り組むことが、理解して覚える第一歩になります。
理解したことは心に残りやすく、思い出す手がかりが付いた知識になります。
引き出しやすくなりますから、テストでも使いやすい知識であり、その手がかりにさらに他のことを関連付けて覚えていくことも少し楽になります。
知識と知識がつながって考える力を形成していけば、記述問題に対応する力の基本となります。
暗記は確かに学力の重要な要素ですが、その先にある覚えた知識をどう使っていくかということを、理科や社会でも心がけて学習していきましょう。