小学生からできる方程式への準備とは
小学生の頃から算数が得意になるためにやれることはいくつもあります。
頻繁にここに書く四則演算の練習もそうです。
それと並行してやっておくべきことは、線分図の練習です。
線分図は問題文の条件を図に表すものです。
とりわけ物事の大小、等しさに注目して図を書くことになります。
これは後々不等式や方程式を立式する際にも関わってくる重要な考え方です。
中学生になって方程式の文章問題が苦手になるのは、ここの徹底が足りません。
どのような学問でもそうですが、とりわけ数学は積み重ねの側面が強いです。
中学生になっていきなり文章問題が不得意になるのではありません。
小学算数を適当に流した結果、中学数学で酷い目に遭うだけです。
そうならないためにも、大小や等しさについて問題文から読み取っていく練習が必要です。
読み取ったものを図に表すのが線分図です。
それを数式化すれば、方程式になります。
今の小学校6年生の算数では、文字をあまり使わないだけでほぼ方程式と呼べる問題を扱います。
と言うことは、以前なら中学生になってから発覚した弱点ともっと早く対面することになります。
挫折が一歩早まる可能性があると言うことです。
これを防ぐためにも、小学生のうちから算数の線分図をたっぷり練習して得意になりましょう。