よく読み続けて神奈川県立高校入試を突破しよう
読み書きそろばんとはよく言ったものです。
いつの時代でも基本となるのはこの学習です。
そしてまずは読み書き、とりわけ読みです。
数学が苦手なままの生徒は例外なく読みが出来ていません。
そもそも現在の小中学生は、文字を読む訓練が全く足りていません。
これは何も小中学生に原因があるというわけではないです。
今の大人が子供の頃に比べて、活字メディアに触れる機会が減少し、活字以外のメディアに触れる機会が増加しているからです。
活字以外のメディアが悪いわけではありません。
動画だからこそ分かる情報というのも確実にあります。
塾長も動画を使って解説をすることがあります。
しかし、定期テストも入学試験も、活字を読んで答えるものです。
活字慣れしていないというのは本番を意識すれば弱点になりこそすれ、利点にはなりません。
日ごろからどれだけ字を読みなれているかというのは、存外大きな違いになります。
飛ばし読みをせず読むこと。
内容を考えながら読むこと。
そのような基本を徹底するのは、日常の学習でやっておくべきことです。
今回の共通テストでも、数学IIBの一部の問題文が論議を呼んでいます。
そこでも読む力をどれだけ養っていたかが(数学力を図るための良し悪しとは別に)点差になっています。
神奈川県の公立高校入試は、文字数が多いことで知られるものの一つです。
その公立高校入試に向けて十分な訓練を積んでおくことは、皆さんが思うより大学入試にも効果があるのです。
とりわけ県立相模原高校のような名門公立高校については、特色検査というさらにボリュームがあるものが控えています。
特色検査に向けて十分な訓練を積んで大学入試に備えられるというのは、神奈川県も恵まれていると言えましょう。