日常会話で語彙力を増やす
先日の広島出張で、初めてお会いする広島の先生がいらっしゃいました。
懇親会の後の二次会で僕がふと発したある単語にその先生は甚く反応されて面白がってくださいました。
「その言葉を比喩としてスッと使うのは面白い」という意味で笑ってくださったのでしょう。
塾長としてもそこを拾って反応してもらえたのは嬉しかったですね。
賢さは語彙力と密接に関係しています。
日常用語として扱われる言葉が苦手な生徒で学力が得意な生徒はいません。
言葉はある種の抽象として扱われますが、語彙力が低い時点で抽象力がかなり低い可能性が高いです。
語彙力が低くなっているのはインプットとアウトプットのどちらか、または両方が少ないことが原因です。
日常の会話でも単語で答えるレベルの発信しかしていない生徒はそうなりがちです。
少し長い分で問いかけ、それに文で答えるような日常会話から子供の語彙力を鍛えましょう。
正確な意味を把握できていればベストですが、多少感覚的な理解でも構いません。
子供たちにはどんどん新しい言葉に触れてもらい、どんどんそれを使ってもらいましょう。
YES/NOや一語だけで応答できるような問いかけはいけません。
質問の一つも子供たちから返ってこないような発話を親がしてはいけません。
日常生活にはたくさんの不明があり、それらを丁寧に掬って解決していくことを身に着けてもらいましょう。
塾長も毎日生徒に、理解できるかどうかスレスレの語彙を投げ続けています。
ご家庭でもぜひご協力をお願いします。