作図はフリーハンドで大きく
問題集などを解くときに、印刷済みの図に書き込みをする場合があります。
いつでもそうしてはいけないとは言いませんが、これから数学を得意になりたいならば絶対に自分でも描きましょう。
その際には必ずフリーハンドで大きな図を描いてください。
定規を使わずフリーハンドでというのは速度向上のためです。
いちいち定規を構える手間を省きましょう。
大きな図にするべきなのは情報を少しでも多く書き込むためです。
辺の長さ、角の大きさ、座標、関数の式など必要であれば/必要になる可能性があればどんどん書きます。
情報を一元化することで、見落としが減ります。
情報を改めてまとめることで、脳内で整理される割合が増えます。
自分で図やグラフを描くことはちょっとだけ速度が落ちると考える気持ちは分かります。
しかし見やすい図は必ず正解を導く速度を上げます。
このような些細な手間を嫌がらず、丁寧に解いていく習慣がミスを防ぎます。
そして作図のコツを新しく身に着けたときは、それを必ず言語化して書き添えましょう。
何事であれ「なんとなく」というものを削ってこそ出来上がるものがあるのです。