規則性の問題は具体から抽象へ
中1の文字式の問題で、規則性を説明していました。
規則性の問題に向かうコツは、序盤ほど具体から抽象へと思考するクセをつけることです。
まず実際にどのような数字が並ぶかを必ず書き出します。
初項5、第二項8、第三項11、第四項14等という風に、何番目の数がいくらかを確認しましょう。
その上で数同士の変化がどのようなものかを書き出します。
その変化を式で表していければゴールは近いです。
そこで考えるべきことは「初項から見てどう変化しているか」という視点です。
中学生の間は、前の項との違いだけを見て式を作るのはやや難しいことが多いです。
これに慣れたら、式化の手順を簡単にするために高校数学の参考書で「等差数列」「等比数列」、場合によっては「階差数列」の初級問題までクリアしましょう。
二次方程式まで終わったら、これで神奈川県立高校入試の規則性の問題を全てクリアする土台ができます。
この高校数学の範囲を理解するために、どれだけ具体例としての問題に触れておくかが重要です。
公式を覚えて代入して終わりにすると、必ず将来の数学に倒される弱い力しか残りません。