気をつけながら印をつける
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
生徒がミスをします。
生徒に聞きます。「どうしたらいいと思う?」
生徒が言います。「次からはちゃんと気をつけて解きます」
生徒に伝えます。「気を付ける上に印でもつけてみようか」
気を付けるというのは意識の問題です。
意識を持つことそのものは大事なことです。
意識した先に無意識だと思える領域まで行けば勝ちですが、まずは意識があることも意味があります。
しかし意識することに意識が生まれるあまりにそこで止まることが多いです。
それを行動に移してもらえれば、それが意識にかえってきます。
例えば英語の学習で和文英訳を解くことや和文を参考にしての空所補充問題を解くことはよくあります。
ここでよくあるのが、「三人称単数現在形のs」「過去形のed」「名詞の複数形/冠詞」、あるいは「そもそも動詞の判別」などのミスです。
こんなところで失点を繰り返していては精度が上がりません。
問題文をゆっくり見返したらぐっと成果率が上がる、という程度まで理解が進んでいれば、丁寧な読みの一つのきっかけとして印をつけて和文を読んでもらう手があります。
印をつけることそのものが作業と化してしまって意識が消えては意味がありません。
印をつけるときには「これが主語、三人称、複数」「一般動詞過去形」「不可算名詞」などを心で唱えながらつける気持ちです。
自宅でやっているときなら実際に声に出したほうがさらにいいです。
癖になって学校の試験中に声に出るとまずいですが。
とにかく、意識を強めるために行動を合わせていってもらえれば、確実にミスが減っていきます。