大人と向きある人間になること
子供たちはいつまでも子供ではいられません。
家族の立場としての親と子供であっても、年齢につれて社会の立場としては子供ではなくなります。
独り立ちして働いて生計を立てる人間になることを、ほとんどの子供は期待されます。
その場合に必要な素養の一つに「大人と向き合える」というものがあります。
大人に対してどのような態度行動で接することができるか。
これは子供たちが社会に出るまでに少しずつ身につけておくべき素養です。
自分がどう振る舞えば楽なのかだけを主眼とした態度で生きていることは、将来にマイナスです。
そのような振る舞いを許されるのは家族としても社会としても子供だけだからです。
大人になって我が楽だけを追求して食べていけるだけの稼ぎを得られる人はそうそういません。
雑に言えば「需要のある分野の天才」だけです。
つまりほぼいません。
やりたいようにやった結果として欲しいものが手に入らないなら、我を曲げる。
それができないのであれば、道は二つです。
手に入ったものでよいと覚悟するか、手に入らないと覚悟するか。