一語の理解を大切にすることから学力は伸びる
今日は普段教えていない生徒たちに講義をしました。
ほぼ初対面の生徒たちに短時間でものを伝えるのは緊張感があります。
普段は学力などじっくり育つのが一番と思っていますのでね。
今日は主に、細かく分解して考えること、それを組み立てることについて話しました。
学力が伸びない生徒の特徴として、いきなり分からないと言ってしまう様子があります。
質問自体がふんわりしていると言いますかね。
なんとなく読んだつもりになり、なんとなく考えたつもりになり、分からないと言います。
私たちが何かを分からなくなるときは、気がついたら分からないのではありません。
丁寧に確認していけば、ある1箇所で分からなくなり始めるきっかけが必ずあります。
分かるようになるためには、分からないところがどこなのか細かく確認する必要があります。
だから一つ一つの部分を細かく自分が分かっているかどうか疑う視線が大事です。
英語でも数学でも同じことです。
出てきている言葉一つを説明しろと言われて詰まってしまうなら、それは分かっていません。
そこを克服していくことで、長期的に必ず伸びるようになります。
語学であればこまめに辞書を引いて意味や用法を確認する地道な手順が役に立ちます。
そしてその分かったことから言えることは何かを組み立てていけば、理解につながります。
まずは一語一語を大事に読んでいきましょう。