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プロスポーツ選手は「五分五分」の気持ちでなれるものではない

 
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たまに生徒の中にプロスポーツ選手になりたいという意見が出ます。

何事であれ目標をもって丁寧に努力をして成し遂げればそこに輝きがあるものです。

ですが塾長は尋ねます。

「どのぐらいなりたいの?」

「出来れば」「なりたい気持ちは五分五分です」

このぐらいの返答であることが多いですね。

このぐらいの気持ちでなれるものかどうかは、数字を考えてみればわかります。

日本一メジャーなプロスポーツであるプロ野球は12チームです。

そこに選手契約をしているのが1チーム60人です。

全部で720人の選手がいることになります。

在籍平均は10年と考えて、毎年70名ほどの新人がいるとしましょう。

ということは、同年代でベスト70に入ると思われる選手だけがプロになっているのです。

人口の多少に影響されるとしても、県でベスト3に入らない選手では通用しないのです。

野球以外のスポーツでも話は同様でしょう。

むしろほかのスポーツでは平均年収は下がるので、さらに厳しいです。

そんな世界を「出来れば」で目指すのはあまりに無策無謀が過ぎます。

「出来れば」程度なのにスポーツ選手になる行動に重心を置くのはどうでしょう。

どうせやるなら全力を投じて全身全霊で挑んでもらいたいものです。

無論、趣味としてスポーツを楽しむならばまた別の話ですね。

 

これはトップ高進学を考えても同様に言えると思っています。

「出来れば」勉強ができるようになって相模原高校に行きたい、ではダメです。

断固たる決意で淡々と努力を重ねていくほうが、その目標が手に入るものです。

日々着々と積み重ねましょう。

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