根となる学力をつける
どの学習もそうですが、基礎基本をどれだけ仕上げるかが日常の学習の質を決めます。
そして日常の学習の質が、最終的な結果に直結します。
小学生であれば四則演算が基礎基本です。
小学校1年生から小学校3年生までの学習が十分にできているかどうかです。
こう書くと安心される保護者さんも多いかと思いますが、そこにズレがあります。
基礎基本をなんとなくできているのではなく、徹底的に磨き上げておきたいということです。
小学校1年生から小学校3年生までのテストで80点台を取っているようでは赤信号です。
どの問題であっても手を止めないで正解まで辿り着くことが最低限です。
さらに「なぜそのようになるか」という経過を言葉にできることを目指します。
これができて、ようやく基礎基本に辿り着いたと考えるレベルです。
この時期の簡単な問題でつまづく精度ではいけません。
それは計算問題であっても、文章題であっても同様です。
この時期の文章題が読解できていないということは、学習に必要な日本語力が不足しています。
問題文の数値をなんとなく加減乗除して正解と同じ数値が出ても、基礎基本は身についていません。
ここもまた、なぜそのような式を書けるのかを言葉にすることを目指します。
多少辛抱強く取り組まねばいけないですが、そここそが学力を支える根になります。
痩せた根の上に大木が伸びることは決して無いのです。