10分を大事にする
10分を大事にできるかどうかは、長い目で見れば学力を左右します。
例えば僕が受験生だった頃には、入浴やドライヤーの時間は学習時間にあてていました。
学習時間と言っても両手は塞がるので、問題は解けません。
問題を解く代わりに、「思い出しトレーニングの時間」としていました。
その日の授業でやった内容について頭の中でどれだけ思い出せるかをチャレンジします。
そこで思い出した内容を入浴などが終わった後にノートで確認して、思い出せなかったことをもう一度インプットです。
ちょっと難度を上げると、前日の学習内容を思い出す時間としても最適です。
24時間前のことですから、もううっすら忘れ始めています。
そのタイミングで思い出そうとすることで脳細胞に刺激を与えて、暗記の定着度を高められます。
最高難度は1週間前の内容でしたが、このぐらいになるとあやふやな部分はかなりありました。
でもその覚えてない部分を思い出そうとする行動が、負荷になります。
適切に負荷をかけて一回でも多く「思い出そうとする」行動が大事です。
試験本番では覚えるのではなく、思い出すのですから。
試験本番にやることを日頃からやっておくのが、よい練習というものです。