読解するからには本文に歩み寄るのだ
学習の壁はいくつかあります。
その中の一つが考えることについての壁です。
例えば国語の演習を行っていても、伸びる生徒と伸びない生徒の差の一つはこの考えるという点にあります。
これは、単に問題の正解を出すために考えるというようなどうでもいい話ではないのです。
その時点では出題されたから反応するというだけの受動です。
そうではなく、本文を読んでいる際に問われずとも考えることがあるのかないのか、ということです。
今日はそこにようやく到達してくれた中2がいました。
「本文のこの部分はこういう意図を表現しようとして書かれているのか?」という質問をしてくれました。
いいですね。
今日はこの生徒がグッと伸びてくれました。
まずはその着眼を十分に認めた上で、本文を1語ずつ分析してその先の解釈を考えてもらいました。
設問など関係なく、問題文に歩み寄ってこそ読解の力が伸びていく瞬間を味わってほしいです。
もちろんそれと並行して、設問にも寄り添っていきましょう。
聞かれたことにシンプルに答えていきましょう。