合格と何を引き換えにするのか
「祈るな。両手がふさがる」という表現があります。
祈るために手を組めば、行動するために手を使えなくなります。
その瞬間に成功や栄光から遠ざかるということです。
私たちの行動にはたいてい制約があります。
例えば一日は24時間で、入学試験までの残り期間は決まっています。
その24時間×日数は制約がありますから、その時間を何に振り分けて生きるかで最終結果が決まります。
自分の合格を、そして合格した先に開けた人生を何と引き換えにしますか?
我が子の合格を、そしてその合格した先に開けた人生を何と引き換えにしますか?
スマホをいじる時間の積分と引き換えにしますか?
大して実りもない何かの活動と引き換えにしますか?
もちろんそれらの選択は決して間違いではありません。
誰が何を選ぶかはそれぞれの個人と家庭の決断によるものです。
ただ、何かを引き換えにして合格を手に入れるのか、引き換えにせずに合格できると妄想するか、引き換えにせずに合格を諦めるか、そのようなものです。
青木学院にいるということは、何かを引き換えにしても合格するための力を蓄えようと牙爪を研ぐ、世間様から見たら奇抜目な人間であってください。
それが奇抜になるというのはちょっと悲しいことではあると思ってます。
泣きながらでも学問に向かい合う力を蓄えるって面白いと思うんです。