計算の技術の前に直すべきものがある
問題を解く速さについて誤解している人がたまにいます。
簡単に解く速さが上がると思ってしまっているんです。
そんなわけがありません。
解くのが遅い人は頻繁に、ペンを手から離し、ペン先を紙から離し、目を文字から離します。
これはもう悪い習慣になっています。
ここから矯正しないといけませんから、簡単に早く解けるようにはならないのです。
考え方以前の問題です。
一つのことに専念するということが出来ない心で生きてきた結果です。
問題に真正面から取り組むということを身に着けずに誤魔化して逃げてきた結果です。
そこから直していくのに時間がかかるのは当然です。
それらと並行して、問題文のどこに注意をしていくかや、計算の工夫をどうするかという技術を上げていきます。
日頃の我が子の行動を思い返してください。
雑だったり遅かったりするのであれば、もうそれは赤信号です。
そこを修正せずに技術だけを伝えようとしても、伝えた技術がザルの水のように逃げていくのみです。
親が毎日我が子の行動の、雑さや遅さを矯正するために10年以上何をしてきたかが、教室で塾長の目にすぐわかってしまうのです。
明日もご家庭に負けないように、ご家庭と協力して、子供たちの雑さや遅さを変えていきます。