子供のやる気を出すためにお母さんが出来ること
我が子のやる気が無いというお悩みをお持ちのご家庭は世に多くあります。
浜の真砂は尽きるとも、世に我が子のやる気の悩みは尽きじ、というやつです。
そういう時に世のお母さま方は、我が子を叱咤激励します。
時には大声を上げ、時にはなだめすかし、時には涙さえ流すほどでしょう。
そしてそれでも動きが鈍い我が子に、なおお母さま方の悩みが増えます。
辛いですよね。
ところでそもそも、この「やる気」とは何でしょうか。
例えば「自主的に・積極的に物事に取り組む姿勢」がそうかもしれません。
そう考えると、一つの考えが浮かびます。
「やる気って自発なんだから、外部から圧をかけるのは逆効果では?」
作用反作用の法則ではありませんが、やる気を出せと言われて思春期・成長期・反抗期の子供たちが素直にやる気を出すでしょうか?
なかなか厳しい所ではありますね。
そうすると、お母さま方がとるべき行動は何でしょうか。
一つには、勉強をして得られる未来について子供たちに伝えることです。
間違っても、しなかった場合に訪れる未来ではありません。
恐れからの行動よりも、明るい未来への行動の方が継続的に楽しめる学習になりそうですしね。
もう一つは、じっと待つことです。
子供たちも、絶望するほどの馬鹿ではありません。
自分が置かれている環境や自分の現状について、彼女ら・彼らなりに分かっています。
分かった上でとる行動は、本来の子供たちの人生です。
もちろんその人生が、お母さま方のお望みの物と重なるかは別の話です。
しかし、未来について親子でじっくりと話をしたうえで子供が選んで行動することは、ある意味では自主性です。
そこで自分の決めた未来に向かってやるべきことが見えたら、その時こそ子供たちはやる気をもって取り組んでくれるはずです。
自分の得たいものが分からないうちは、やる気なんて出せるものではありません。
少しずつ子供たちが自分の欲しいものは何かを考えるように、生活の中で未来についてメッセージをしてあげましょう。
勉強をやれ!と声をかけるのはやる気をそぐ最大の行為ですからね。
あくまで間接的援護射撃でいってもらいたいです。