長期間の努力で習慣を
1日100回の練習は、それはそれで良いものです。
しかしそれより良いのは10日10回の練習です。
さらに良いのは100日1回の練習です。
最大瞬間風速的な努力は、身に着けたものが消えてしまうのもそれなりに早いです。
しかし、習慣化してものはなかなか消えません。
習慣は長い時間かけてつくるものです。
例えば、生徒達が使っている言葉で塾長が頻繁に訂正するものの一つに「違くない」というものがあります。
「~くない」というのは形容詞の否定で使われるものです。
「違い」は名詞ですから、「違くない」は古い国文法としては間違いです。
このような言葉を訂正することを通じて文法への意識を持ってもらうために訂正しています。
でも生徒たちは日常の習慣として「違くない」と言い、周りの人間もそういう風に言いますから、なかなかなおってくれないものです。
事程左様に習慣とは実に恐ろしきものです。
しかし、逆に言えば良い習慣ほど心強い味方もありません。
良い習慣をつけるために、毎日コツコツ行動を積み重ねていきましょう。
短期決戦では培えない骨太の実力は、習慣にこそ宿るものです。