遠慮せず腹いっぱい解きなさい
定期テスト前に、ある中学校の生徒がプリントを持って相談に来ました。
「○○の範囲は出題しないと言われていたんですが、学校で配られた演習のプリントには含まれてます。やった方が良いですか?」
たまにこういうことがありますね。
塾長の方針は、自分が中学生だった頃から決まっています。
「やらないでいて出題されて『ああ、やっておけばよかった!』より、やっていて出題されなくて『へぇ、でなかったんだ』の方が、断然ショックが少ないし点数も下がりません。まして、出題されたら点数が確実に取れますからやりましょう」
そして今日、試験には件の範囲が出題されていました。
もちろん上述の生徒はしっかりと答えてきてくれました。
別の小学生の生徒が、塾のワークを持って質問に来ました。
「塾長、ここの最後のページはやりますか?」
3月に始めたワークがもう大分終盤にさしかかっていて、発展内容のおまけのページを解くか気になっているようです。
「うん、今の君なら解いた方がいい。
それより前がしっかり身についている生徒なら、そこを解いてもっと力がつくのが間違いないからね」
そう告げると、生徒はちょっと笑ってまたワークに向かいました。
お母さんから良い応援を受けているおかげで、今年のワーク終了一番乗りの成果をあげることができそうですね。
さて、明日にはこの生徒用に新しいワークを発注することにします。
私たちの目の前にある問題で、解かなくていいものなどありません。
今は解かないとしても、いずれ解かなくてはいけないのです。
そこから逃げるようなマイナスな発言や行動は、学力向上の妨げですからね。
全部解きまくって、学力を上げましょう。