どんどん疑問を持て
勉強ができるようになるためには、片っ端から疑問を持つことです。
伸びにくい生徒は、テキストを読んでいてもぼんやり流し読みをしてしまいます。
暗記すべきものとして表にまとめているものでさえ、ろくに読もうとしません。
しかも恐ろしいことには、その読んでいない自分に気づきさえしません。
雰囲気だけで問題を解いて分かったつもりになります。
正解が並んでいるように見えるノートであっても、「なぜそれが正解なのか」「なぜそれが不正解なのか」を問えばすぐに見破れます。
伸びやすい生徒は、どんどん疑問を持ちます。
持った疑問を解決するためにテキストの枠を超えて調べ、考えます。
そして得た知識を確かめるために質問し、解決に至らぬものを質問します。
目の前にあるものをまずきちんと受け止め、その上で考える癖がついているのです。
そうしていくつもの解を得ていきます。
10秒考える癖がついているかどうかが、大きな学力差を生みます。
それはある意味では人生の大きな差になっていきます。
もちろん、疑問を持ったとしてもすべての答えが得られるとは限りません。
それでも、疑問を持ち続けるほうが人生は楽しいものです。
そのままであるだけではなく、やっぱりひねくれたいの。
ゆえに しかるに さりとて 今世に解なし。