自分が自分であるのは誰かのおかげである
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
塾長は昭和のオジサンなので「機動戦士ガンダム」シリーズが人生の大きな元ネタとなっています。
当時ガンダムを見て心ときめかなかった男児はいなかったでしょうし、塾長自身が工学を一度は志すきっかけともなった作品です。
世界の流れに翻弄されて心ならずも戦争に巻き込まれていく主人公アムロ・レイは、周囲の年長者にあこがれ、反発し、認め合って成長していきます。
そんな中でも最初に肯定的にアムロの人格を成長させた人物の一人が、ランバ・ラルだと思います。
敵軍の将として戦場や酒場で幾度かの邂逅を経て一騎打ちとなるアムロとラルは、お互いを認めつつも命をかけて戦います。
辛くも一騎打ちに勝利したアムロに向かってラルは言います。
「見事だな!しかし坊主、自分の力で勝ったのではないぞ!そのモビルスーツの性能のおかげだという事を忘れるな!」
この言葉に反発を覚えつつもアムロは「あの人に勝ちたい」と願うようになります。
最終的にはその願いは叶うことなくラルは戦いの中に散っていくのですが、ラルの部下たちとの戦いを経てアムロはもう一段、精神的な成長をしていきます。
この時のラルのセリフは子供のころの自分に深く刺さっていました。
そしてそれは大人になった今でも、折に触れて思い出されるものです。
私たちは自分がなにがしかのことを成し遂げたときについ、己が功のみに思いが至るものです。
しかし、私たちが今の私たちであることの多くは、私たちを支えてくれる、私たちと向き合ってくれる誰かのおかげであることが大きいものです。
私が塾を続けていられるのは生徒諸君の支持のおかげです。
彼ら・彼女らが結果を残しているから塾は続けられます。
生徒たちが結果を出せるのは保護者の皆様の応援のおかげです。
ありていに言えば、お月謝を払う保護者のみなさん無くして通塾は出来ませんからね。
自分が自分であることを支えてくれる誰かに対しての感謝と尊敬をもって、生徒諸君に成長してもらえるように明日も力を尽くしてまいります。
願わくば私が誰かにとってのラルであらんことを。