プライドをくすぐろう
勉強が得意になる子供の特徴として適度なプライドがあります。
適度なプライドをくすぐることで、子供たちの知的好奇心をくすぐってあげたいです。
例えば授業でよく使うフレーズとして、小学生に「これは中学生によく教えるんだけど」、中学生に「これは高校の授業でも使うんだけど」という序詞があります。
これを適度なプライドが有る子供に聞かせると、「自分は今ちょっと格好いいレベルのことを聞いているんだ」と思って一段アンテナの感度を上げてくれます。
集中力が上がって脳に残りやすくなりますし、さらに良い質問をしてくれることも増えます。
ここで難しいのは、プライドの大分低い子供にはこの作戦が通じにくいということです。
「どうせ自分には分からない」と思っていると、色々な行動が萎縮してしまって学力が伸びません。
お父さん/お母さんにお願いしたいのは、子供のプライドが適度に伸びていく声掛けをご家庭で日頃からやってもらいたいということです。
親が子供のことを出来ないと思ったりけなしたりすれば、子供たちは10年以上かけて萎縮していくことになります。
そうなっては指導に乗りにくい子供になってしまいます。
なによりもまず、子供を信じてプラスの声をかけて下さいね。
叱ることを目的とせず、伸びることを目的としましょう。