精神的より物理的に勝つ
相模原市の学習塾・数学特訓青木学院です。
子供の学力を何とかしようと考える保護者さんは世に真砂の砂より尽きません。
その願いの妨げになるものはいくつかあります。
現代で言えば槍玉に挙げられるのはスマートフォンでしょう。
我が子がスマートフォンをいじって学習に取り掛からない様子。
これほど親がヤキモキする風景もなかなかありません。
でも、そもそもそれは我が子にそういう状況を与えてしまっている親に原因があります。
いかに我が子からスマホを遠ざけるのか？というのが親の力です。
第一には、最初に与えるタイミングを遅くすることです。
これは触れさせるタイミングと買い与えるタイミングの両方を遅らせることができます。
未就学児や小学生の低学年から子供にスマホをいじらせれば、子供はスマホを日常とします。
渡しておけば大人しくなるから、と大人が思う気持ちも分かります。
でも、子供がスマホの安易な刺激に慣れてしまえば賢さは融けます。
まして自分用のスマホを持てば、そこにのめり込みます。
スマホはユーザーが依存するように設計されているものです。
パチンコにハマる大人がいるのと構造的には似ている面があります。
自制心が育つ前にスマホを生活の一部とすれば、結果は明々白々です。
あくまで理想として言えば、高校入学ぐらいから与えるのがおすすめにはなります。
それまでは学校の連絡などでアプリ(LINE等)が必要なものは、家庭のタブレット等を使います。
あくまでリビングで使い、自室に持ち込んで夜遅く使うことを避けるためです。
持たせる場合にも、使い方で少しでも遠ざける工夫をします。
学習をするときに、できるだけスマホを遠くにしておくことが望ましいです。
なんなら別室に置くのが一番です。
鞄の中にしまっておくこともありますが、着信の振動でさえ気になります。
机の上に載せておくのはさらにマズイです。
着信すれば見ますし、何もなくても何かあったかもと思ってスマホに手が伸びます。
学習中に一段落ついたらついスマホをいじります。
そういう状況で学習に集中するのは難しいでしょう。
それを防ぐために、別室に置いておくことです。
精神的にスマホとの付き合いをコントロールできれば理想的です。
しかしそれが現実的ではないなら、物理的にコントロールすることになります。
いかに距離を置くかの工夫をしていきましょう。
