高い山には時間をかけて登る
学力を高いレベルに届かせたいのであれば、継続した学習が必要です。
一つの分野、一つの段階だけでよければ得意になるために短期集中が役立ちます。
例えば関数だけを得意にというなら、関数を徹底的に深掘りしていくことも有効です。
無論その前提となる方程式がどのぐらい理解できているかどうかは大事ではあります。
その上で、学力を伸ばすために毎回短期集中で場当たり的に学習していいのかということです。
短期間に手に入るものはありますが、それは短期間で失われる可能性が相応にあります。
英語で言うところの「Easy come, easy go.」というやつです。
私たちの力となってくれるものは磨かれた学力だけです。
磨くというのは短期的に行うのではなく、継続して使い、メンテナンスするものです。
何度も使っては確認し続けるから、定着や理解の度合いが十分に深まります。
磨き続けるのは簡単なことではありません。
だからこそ、磨き続けることを習慣として早くから子供達に根付かせることが必要です。
最後にどういう人間に成長してほしいかということをイメージして、長い目で磨きましょう。