数学で学年1位を取る生徒とは?
学習に対して肯定的精神姿勢を持っているかどうかは、学力の伸びに差を生みます。
今日は塾生が定期テストの結果表と答案を持参してくれました。
いつも淡々とかつ楽しそうに数学の問題を解いてくれている塾生です。
ライバルに阻まれてここまで数学で学年トップを取れていませんでした。
年度の最終回の今回で、ようやく学年1位を獲得してくれました。
本人曰く、同点は他にもいるということでしたが、どうということはないです。
一度取って気持ちよくなっておきたいですからね。
1位でも100点でも90点でもいいのですが、気持ちよくなることが大事です。
気持ちよくなった経験は、学習に対して肯定的精神姿勢を作る土台となります。
目的意識と合わせて、粘り強く学習を続けるために必要なものです。
粘り強く学習し続ける以外に、凡人が伸びていく道はないものです。
この学習に対する肯定的精神姿勢はどうやって育むのが良いでしょうか。
言うまでもなく、いかに早い時期から学習することは楽しいことだと思わせるかが鍵です。
慣れ親しんだものに対して人間は肯定的になりやすいからです。
本を読むこと、何かを考えること、誰かに話したり話を聞いたりすること。
そういうことにいかに慣れ親しんだ人生があるかが大事です。
学ぶという行為そのもの(高得点ではなく!)をいかに肯定していくか、です。
行為を肯定できれば続けられます。
結果として、得点があがることになります。
結果が欲しい時でも、僕たちが大事にするべきなのは途中の道のりであることを忘れずに。
だって、途中の方が長い時間ですからね。