地図帳をめくった回数で県立相模原に近づく
興味関心を持ってテキストに取り組むことは学力伸長の鍵になります。
先日は、中学1年生の生徒から「なぜ同じ温帯なのに東京とローマは季節ごとの降水量が違うのか」という良い質問をしてくれました。
教科書だけでは解決しにくい良い着眼点です。
地図帳を二人で覗き込みながら、じっくりと気候区分についてお話をしました。
県立相模原高校・相模原弥栄高校・麻溝台高校のような上位高校を経ての大学進学を考えるならば、学力を根底から上げることを念頭に置きましょう。
一つには、いかに一夜漬けに頼らないかという姿勢です。
一夜漬けは短期記憶に分類するレベルの学習方法です。
試験前日などに強引に覚えてテストを乗り切ります。
しかし、短期記憶はそのままではすぐに脳から薄れてしまいます。
定期テストで扱った内容に再び中学3年生の冬の県立高校入試で出会うことを考えれば、薄れては意味がありません。
入学試験までに少しでも多くの記憶を持ち越したいものです。
それはおりおりの記憶のメンテナンスも必要ではありますが、そもそも長期間に渡って記憶に残るように学習に時間をかけておきましょう。
暗記の基本の一つは反復にあります。
接触回数の多いものは染み込むように記憶できます。
社会科・地理で言えば何回試験範囲の地図帳を開いてみたか、です。
文字ベースだけでの記憶ではなく、視覚的情報を交えた方が記憶の定着・想起は楽になります。
視覚的に地形を把握すれば、各地域の雨温図がなぜそのようになるかの解説も理解しやすくなります。
教科書の資料などの理解も深まりますから、ぜひ資料集・地図帳も毎日めくってください。