ルールの後出しは悪手です
県立高校入試の志願状況が発表された記事を昨日は書きました。
出来れば学校の三者面談に間に合う形でこのデータが生徒たちに届くと良いですね。
学校の三者面談の前後ということで、青木学院でも保護者さんとご家庭の様子について情報交換をする機会が多いです。
順調に伸びる生徒のご家庭と、伸び悩む生徒のご家庭にはいくつかの違いがあります。
例えば伸びる生徒のご家庭は「ルールが最初に提示され、それを貫徹している」というものがあります。
ご家庭としての方針や目標がはっきりと最初にあり、そこに向かってご家庭が一体となって進む感じです。
保護者側からのルールの安易な改変や後出しがあるご家庭で、伸びやすい生徒は育ちにくいです。
子供にしてみれば「言うことがコロコロ変わる親は信用できない」と思ってしまいます。
叱る場合でも、毎回同じルールで判断されて叱られている分には子供も納得しやすいです。
しかし、親が自分の都合を隠して子供に接するときに産まれるゆがみをルールのようにして子供に制限をかけようとすると、子供は感覚的にそこを分かってしまうことがあります。
大人のことを一定以上信用する生徒は、大人の指示に従ってくれやすいです。
無論何でも言われたとおりにやればいいというものではないです。
しかし、受験までの制限時間を考えると我流のみで戦おうというのは悪手になる可能性が非常に高いです。
素直に方針に従う部分を長期的に育成するためにも、折に触れてルールや目標についてご家庭で話し合う習慣をつけることをお勧めします。
その上で、子供たちにはしっかりとした量の学習を通じて学力をつけてもらいたいです。