「アベンジャーズ:エンドゲーム」が最高だったので、世界史を勉強してほしい
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
先日、「アベンジャーズ:エンドゲーム」を観に行ってきました。
11年続いたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの一応の区切りとなる作品です。
20本を超えるシリーズの集大成かつ3時間の大作ですから、そりゃもう面白いに決まっています。
序盤から「説明ゼリフに頼らずに映像と音響で空気を示す」というお手本のようなシーンを見せてくれて、3時間の作品中の伏線のみならず11年分のストーリーを見事に回収し、さらに単体としてみても抜群に面白い作品でした。
全シリーズを鑑賞して覚えておけばその分だけ「エンドゲーム」に対する理解が深まるという意味でも、ファンにとって最高のプレゼントだったといえます。
どれもヘビー級のMCU作品を20本以上鑑賞しておくのは大変ではありますが。
ショートカットをしたいという方がいたら、ご相談下さい。
「その時間的余裕なら、せめてこれだけは!」という作品を選びますので。
さて、MCU作品は言うまでもなくアメリカンコミックが原作です。
もともとがアメリカ人の文化の中で生まれたものです。
アメリカ人なら基本的に義務教育レベル・常識レベルで知っている知識を前提としています。
例えばアメリカがイギリスから独立した国であること。
建国以前から現代に割るまで人種差別問題と切り離せない国であること。
南北戦争などの内戦、二度の世界大戦、ベトナム戦争、冷戦、対テロ戦争など様々な戦争の当事者国であること。
このようなことを理解しているのかしていないのかで、MCU作品に対する理解は異なります。
ねぇ、「学校の勉強がなんの役に立つのか?」なんて思ってしまうそこの君。
世界史について勉強しているかしていないかで、MCUの、スタン・リーのメッセージを君が受け取れるかどうかが違うんだよ。
それは単純にストーリーが分かって楽しいっていうことだけかもしれない。
その先にある私達の過去と現在と未来について考える切っ掛けをつかめるかどうかかもしれない。
どちらにしても、知識と理解があるかどうかは、人と人が関わって大きな幸せを作るためには絶対に必要なことなんだ。
よく知りよく考えていれば、スタン・リーじゃない君と同じ普通のアメリカ人と幸せな関係を築けるかもしれないんだ。
知らないものは理解しづらいし、受け入れがたいままで終わってしまう。
誰かが発したメッセージを受け取れないで終わってしまう。
それはちょっと寂しいことじゃないか。
誰かのメッセージを受け止められる人間になるためにも、色んなことに興味を持って学んでいってほしい。
だからまず、一つでも多くのことを知ってほしい。
僕は君のような生徒たちにいつもそう願っている。