子供を能動的にするために
能動的に動ける人間であれば、学力は伸びます。
受動的に動いている限り、人間の発達速度は上がりません。
指示があってから動くだけですから、指示が切れた瞬間に判断・行動が止まります。
そしてほとんどの人間は指示を守らないものです。
やれと言われたことを完遂さえしないのは、我が子を見れば一目瞭然でしょう。
相関がれば、受動的な指示待ち人間の程度というのはたかが知れてきます。
その度合が高まるほどに、県立相模原高校のような進学校への進学はなくなります。
では、どうやって我が子を能動的にしていくかが親の腕の見せ所です。
たった一つの行動だけで能動的になればいいですが、そんなことはありません。
全ての人間に共通する魔法のマニュアルもありません。
我が子を観察して試行錯誤していくより他にないのが現実です。
こういうことだけを書いても大して面白くないので、ひとつのヒントを書いておきます。
人間が能動的に行動するのは、その先に自分のメンタルにプラスになることがある場合です。
メンタルのプラスの一つに承認欲求が正当に満たされる状態があります。
ここを意識して子供と接しているかどうかは大きいです。
例えば子供に家庭内での役割をもたせること。
洗濯物の取り込みでも風呂洗いでもいいです。
何かを子供の責任に任せて、その責任に対して感謝と承認を与えること。
自分が十分に行動することは他人から正当な評価を得られることを知る人間は強いです。
能動的に動く前に、そもそも行動する習慣がついていることが大事です。
その行動のきっかけが能動であることを待てればよいですが、そうもいきません。
だから、行動とその継続に階段を設けて登りやすくしてあげたいところです。
このような指示や声掛けも一度や二度やっていればいいことではないです。
ずっと習慣化して思考は変えていくものですからね。
だから僕もずっと同じことを生徒に話します。