10年後を考えているか
どこまで遠くを見て子供と接するかが、子供の将来を決めます。
先日ある保護者さんから伺って驚いたお話があります。
その保護者さんは、我が子のための家族旅行を10年前から計画していたとおっしゃいました。
我が子にどんな人生の経験を積んでもらうかを旅行先レベルから10年考える。
ここまで遠くを見るのは並大抵のことではありません。
僕たちはつい、目先のことに対応するので手一杯になってしまいます。
ここしばらくをしのぐために何をするかにとらわれて、遠くを見ない瞬間があります。
多くの保護者さんたちの間で共通の悩みになる「スマホ問題」もこの典型です。
当座のことを考えて、後々考えれば安易に子供がスマホを持つ生活を始めてしまいます。
子供がどのようにスマホを扱い、それが5年後にどのように影響するか。
少なくとも子育ての先輩たちがいまどのように悩んでいるか。
そういう情報を仕入れて考えれば、自ずと取るべき行動が変わってくるはずです。
最初にどこまでの未来を見通しておくか。
たどり着きたい未来と途中経過で起きうるトラブルとその事前事後の対策。
そういうことをどこまで考えておくのか。
先を見通して物事を選んだ親御さんの力量が、子供の未来を左右します。