知っている言葉、使える言葉を増やす
全ての学習の基本となるのは言葉です。
算数でも国語でも、知らない言葉が出てくれば学習は滞ります。
例えば「仕入れ」という言葉が何を表しているのかを知らなければ、問題は解けません。
テキストで学習している最中に一つずつ学んでいくことも大事です。
しかし、それに劣らず日常で言葉を増やしていくことも大事です。
子供の学力を伸ばしたいなら、子供にどんどん広い世界、先の未来を見せていく必要があります。
ただ見せるのではなく、見せた世界について子供と何度も語り合いましょう。
語り合うことで理解が深まり、アウトプットの練習にもなります。
主語・述語・目的語・修飾語などをきちんと意識した文で子供に話してもらいましょう。
きちんとした文で話せないということは、きちんとした文を理解できていないということです。
つまり、問題文が読めていない可能性が非常に高くなります。
雑に単語や数字を拾い読みしているだけです。
そのような状態で、丁寧な思考ができるでしょうか。
そんな訳がありません。
こちらのブログに書いたこともありますが、僕が生徒に対して最も多くする注意の一つが「雑!」というものです。
問題文を読んで等式を作るときに、何と何が等しいのかも読めていません。
「多い」という言葉を見て足し算をすることしか考えず、何に足せば良いかは毎回適当です。
そして知らない言葉・わからない言葉についての自覚もありません。
「復習する」という言葉さえ正しく理解できていない小学校高学年さえいると、親であるあなたが理解していますか?
子供を相手にするときに「このぐらい知っているだろう」「これぐらい分かっているだろう」と油断していませんか?
その油断が、読めない子供を作っているのです。