まず問題をきちんと読むために
By: Sebastien Wiertz
相模原市中央区矢部で数学を得意になってもらうための塾・青木学院です。
数学の答案を見ていていろいろな注意を発しますが、その中でも最も頻繁に行う注意は「もっとよく問題を読もう」ということです。
子どもたちは驚くほど問題文を読んでいませんし、人の話を聞いていません。
そもそも文字に目を通していないレベルの生徒もいます。
大問の前提条件を読まずに小問の問題文だけを読んでいるようなものです。
あるいは主語述語の対応に気を配らずに読んでいてずれている生徒もいます。
目は文字を追っていても、なんの話だったか話させると意味が通じていないです。
与えられた数値が何を表しているか単位を気にしていない生徒もいます。
小学校の算数を感覚的に処理していた生徒は、単位の異なるものの足し引きを平気でやっていますからね。
一般に文章問題が苦手だという生徒の症例はまずここの改善から始まります。
文をしっかりと読み、主語述語修飾語などを確認することからです。
読み取った様子をイラストや線分図で表すのも有効です。
ちなみに大半の生徒はこの段階を軽んじて勝手に決めつけて行動し、練習を面倒臭がるので伸びないわけです。
学力が伸びる生徒はそこから積み直してくれる生徒です。
ここは時間をかけたいところですが、そのためには大人の辛抱が必要になります。