〇がつくことが目標ではない
演習で大事なのは〇がつくことではありません。
〇がつけばいいと誤解するから、〇付けを雑にしてしまいます。
〇がつけばいいと誤解するから、〇付けで不正をしてしまいます。
大事なのは学力がつくことのはずです。
学力がつくのは、出来なかったことが出来るようになった時です。
それがたとえ小さな差にすぎないとしても、去年の先月の先週の昨日のさっきの自分に勝つ時です。
そのためには自分が何が出来て何が出来ていないのか、すなわち改良の余地は無いかをはっきりさせる必要があります。
改良の余地探しが演習の持つ一つの目的であり、〇付けの持つ最大の効果です。
だから、〇付けは解くときよりも丁寧にするのです。
×がついたとしても、自分の改良の余地を見つけただけですから、何も悪くありません。
ドンドン改良する時間が始まるんです。
仮に〇がついたとしても、学力が上がる生徒は塾長に言います。
「こう考えて解いたんですが、合ってますか?」「この問題の別の考え方ってありませんか?」
〇がついた後でも、学力は上がるものなのです。
だから、〇がつくことなんか目標にしないでくださいね。