感謝と期待のおかげで生きている
親が子供のためにやれることは数多くあります。
その中でもとりわけ大事なことの一つは「将来どのように生きていくか」についてのイメージを与えておくことです。
と言っても、特定の職業に就くことを吹き込んでほしいわけではありません。
多くの親御さんは、我が子が将来何かに少しでも困ることの内容に生きて欲しいとお思いでしょう。
その中には金銭的になるべく苦労してほしくないというお考えもあることでしょう。
では、私たちはどのようにして日々の糧を得ることができるでしょうか。
教室で生徒たちに向かって伝えるのは「お金は感謝と期待で頂くもの」ということです。
私たち学習塾は、「うちの子供の学力を伸ばしてくれてありがとう」という感謝と「うちの子供をよろしくお願いします」という期待でお月謝を頂きます。
どの仕事であっても、この二点が日々の糧を得るために必要なものでしょう。
その感謝と期待を背負える人間はどのような人間であればよいのか、ということを考えてもらいたいです。
その中には学校や塾での学習を通じて得られる力によってなれる人間というものがきっとあります。
どのように生きるか・どのように働くか・どのように感謝と期待を受けるかを、是非子供たちに考えてもらいたいです。
そうすることで自分の学びの先に何があるかを考えてもらいたいです。
そうすれば、日々の学びをもっともっと大事に生きてもらえるのではないかと考えています。
漫然と緩んだ日々で自分の楽な行動ばかりを選んだ結果として進路が狭まる未来を少しでも見なくて済むように。