いいからテストを解きなおせ
定期テストの答案を持参した生徒に、質問します。
「ここは不正解だったけど、どう考えたら正解に行きつくか答えて」
そこで筋道の通った考え方で返答できれば、答案で間違えていても問題ないです。
確かに本番では出来なかったわけですが、その後にこの生徒は復習して出来るようになった、つまり成長したからです。
大事なのは常に、より良くなり続けようとする行動そのものです。
無論テストの点数が良いに越したことはありませんが、テストであっても次へのステップのひとつに過ぎません。
結果の数字そのものや〇の数に一喜一憂右往左往しても、次につながりません。
安土桃山時代、豊臣氏に仕え「大阪城五人衆」の一人に数えられた武将に後藤基次がいます。
基次、通称・後藤又兵衛は一揆の鎮圧に失敗して負けた後に「戦に勝敗はつきもの。次に勝てばそれでよい」と言ったという逸話があります。
問題を解けば間違いはつきものです。
次に正解すればそれでよいです。
しかしそのために、復習を徹底して初めて次の勝利が確かになることを忘れてはいけません。
大事なのは次のために今ベストを尽くすことです。