情報があるほど有利に動ける
物語は秘密があると盛り上がります。
何も気にしていなかった部分、あるいは謎であった部分が後半明らかになる展開です。
驚きの感情は物語を盛り上げてくれます。
ミステリーものなどはその最たるものです。
明かされた謎がつまらない作品は人気も出ませんしね。
しかし、現実は物語とは違う面も多々あります。
現実においては、とりわけ仕事においては秘密は必要ありません。
僕自身も生徒やご家庭の事情などは、詳細に情報をもらえるほど指導の精度を上げられます。
事情や要望を伏せられるほど、指導の焦点は合いづらくなります。
もちろん結果が出にくくもなります。
後から「実はこんな事情があって」「実はこんな希望があって」というお話がないほうがいいです。
逆に言えば、情報を初期からどんどん出してもらえると話は分かりやすくなります。
初回の面談で志望校・現在の答案・生活の状況・親子関係などを僕は確認しようとします。
そこから何を改善して目標に近づいてもらうかを考えます。
情報はいつでも最重要資源ですからね。